わしが教えたる!父と子の中学受験

2022年受験の長男(ぽーやん)が麻布かどっかに入るまでのお勉強をがっつり後押し。2019年受験の長女とけは塾なしで乗り切りました。

武蔵過去問2016

 ぽーやんから、ブログはお友達も見ることがあるから、成績落ちたとか書くな、おれっちが頭良い的なことだけを書け、との命令。

 はいはい。
 もう、下げてもあれな時期やしね。
 あげあげ7割、ダメ出し3割くらいの割合で、景気のいい話をなるべくしていこうか。

 次の模試はサピックス志望校別オープン渋幕だけど、NN麻布オープンみたいなのも同じ週にあるようなので、過去問をやらんと。

 なぜか渋幕は2回ともええ感じになっちゃって、届いてしまった。通うのは大変だと思うけど、志望校の一つに入れるという気持ちはより強くなった模様。単にあたりが良かっただけだとも思うけど、ムズイ速さもほとんど完答し、立体も完答している。よしよし。
 渋幕の社会はラストに怒涛の難問群がある。これを時間内に適切に処理していくのは相当困難だろう。頭の回転が速くてパッと適切に記述していける能力。ぽーやんには残念ながら今のところないが、ま、追い上げていこうやないか。あ、分水嶺くらい知っときな。
 フォッサマグナの名付け親がナウマン博士だとは知りませんでした。試験時間中に、えー。こんなの知らねぇよ、とか言って考えこもうとしていたので、そういうとこで時間使ってどうするよ、考えて人の名前が出てくるかよ。アメリカ人フォッサとか書いて次に進めやと言いましたら(普通過去問やってる最中に言葉をかけたりしないのですが、うるさかったもんでつい・・・)、ホンマにそのとおり書いてました。バツをもらい、違うじゃねぇかよと責められましたが、わしが言いたかったのはそんなところで時間を使うなということであって、解答には責任もてへんて。

 さて、麻布の過去問とかまだまだあるけど、麻布はホントなかなか厳しい。
 しかし、ムズイのやりたいというので、武蔵の胸を借りることに。手書きの算数の問題が好きなようで。
 2016年。

 ママちゃんに採点してもらう。
 字が薄い。字がきたねぇ。と減点される。
 社会なんて、15点にされてしまい、ぽーやん、そんなわけねぇじゃねぇかよっ!と目を赤くしてました。

 ただ、記述はなかなかうまくいかないなぁ。この年の社会もいい問題多かったと思うで。若年者層の投票率の低下の問題点。政治というのは世代間で利害が対立するということを正しくイメージしてほしいなぁ。簡単に言えば、高齢者層は年金増やせゆうやろ。若年者層は年金なんか縮小せいゆうやろ。政治の世代間格差があんまり広がりすぎると、民主主義も危ういで。
 ついでにいうとくと、今の選挙活動はバラマキ合戦の様相を呈しているけど、ああいうの国債で金作って払うのお前らやからな。税金として金を集めておいてバラまくんなら、政治家は要らんわ。10万円税金取られて10万円バラまかれて、差し引きゼロやないで。徴税にもバラマキにも金がかかるんやから。

 さて、そんな具合でもうだめじゃんかとやさぐれるぽーやんでしたが、
 国語は意外といけてる。ママ採点だから、甘くはない。でも、一か所花丸とかになってるし。〇か×か△でええんじゃ。なんやねん花丸て。
 孤児院に帰るときに残した書置きがばぁちゃんを気遣って書いたものであるということは分ってほしかったなぁ。自分たち兄弟が出ていけ宣告されるのが嫌だったから、みたいなことを書いてました。ここで中心に来るのは自分やないやろ、ばぁちゃんやろ。ばぁちゃんを寸劇して、心情を理解してもらうよう努めました。分かってくれたかな?

 算数が良くできた。
 1問しか落としてない。それも凡ミス。この年の算数は難易度が低かったというのはあるけど、それでもきちんと取り切るというのはすごい。
 うれしいのは、食塩水分数で濃度が分からんものを①パーセントと置く解法をきちんと使いこなせていたこと。
 ずっとやってきて、いつまでも天秤ばかりに気が行ってしまっていたのが、ようやく食塩水分数①解法に歩み寄ってくれた。
 これは明らかな成長だ。
 いやーん、ぽーやんできるんやーん。うれちー。と言いながら、ちゅーちゅーしてやりました(逃げられて未遂に終わりました)。

 きちんと合格点に達することができ、満足したようです。
 家に帰ると、小さなだるまさんの消しゴムが用意してありました。7個か8個かの色違いのがセットになってるみたいです。
 
 入試までに50個くらい並べてやろうぜ。