わしが教えたる!父と子の中学受験

2022年受験の長男(ぽーやん)が麻布かどっかに入るまでのお勉強をがっつり後押し。2019年受験の長女とけは塾なしで乗り切りました。

過去問3連発(早稲田対決)

 明日はサピックス志望校別麻布と早稲田の連続受験です。
 1日に二つの模試を受けるのは初めてのことで、パフォーマンスは落ちるのか、どこまで落ちるのかが分かればいいですが、そもそも実力が安定していないので良くても悪くても連続受験の効果は計りかねるのでしょうか。。

 それで、模試対策という名目で、金曜土曜に過去問をやりました。
 ええ、ええ、分かってます。過去問ばっかりやるより、丁寧につぶしていく方が実力が上がっていくだろうことは。
 でも、過去問やりたがって、演習問題は億劫がるし、問題集はちんたらやるので、ここは過去問の力を借りるのがまだ効率的かな。

 まず麻布2008
 過去問集10年版の古い方はこれで終了になるという節目。
 最後は決めてやろうぜ。

 算数 34
 国語 37
 理科 22
 社会 22
 4科 115
 合格最低点は上回る。やったー。
 しかしもうちょいできてもよかったと思うけど。
 ま、あれこれいうまい。
 食塩水をきちんと仕留めただけでもほめてやらねば。
 ただ、1から5を足したり掛けたりするのと2から6までを足したり掛けたりして同じ数にするのは、調べ上げを丁寧にしていればできたはず。1から4までの場合は8通りしかないねんから、ここはきれいに書いていかんと。そこがきれいに書けていれば、次の問題につながんねんけどなぁ。(1)は誘導。答えを出すのではなくて答えを出す過程をきっちりせんと。麻布算数、まだ分かってないなぁ。
 四分円の中の合同三角形等積変形は、理屈は分らなくても勘で解けちゃう。そういうことではあかんでとこの時期には言いにくい。予シリにも載っていた問題だし、2段階になってるやつは頭混乱しがちな問題だけど、理屈ももう一度おさらいしとこ。

 土曜日は過去問3つやりたいなどと言いますが、いやいや、ほかのこともせんなんならん。
 NNの宿題になってる上位校への算数とか、コベッツのムズ問とか。

 とうことで午前1つ夕方から1つをやることに。
 テーマが欲しいよなぁ。
 こないだ早慶戦やったから、今回は早稲田対決で行こうか。
 早稲田と早稲田実業

 午前中に早稲田実業2015
 算数
 ムズイ・・・問題多い・・・。60分では解き切れない。
 かろうじて50点。落ち着けばもうちょい行けたはずだけど、いやぁ、大変。
 しかしこの年、受験者平均は30にもいかなかった年であり、そりゃ難しいはずやわ。

 国語
 物語文は麻布かどっかで読んだことがあるもの(世界を敵に回しながら算数を解く、みたいな)だったのに、時間がなくて説明文の半分は読むこともできなかったとのこと。
 いやいや、そういうことはあってはならんでしょ。時間配分はとても重要。
 ただ、点数は78にもなり、やっぱ記号だと当てることはできる模様。

 理社は高得点勝負になった模様。
 ぽーやんも37、40と健闘。
 しかし、ハーフミラーと歯車を使った光の速度計算は麻布の過去問にあったはず。歯が520あるんであれば隙間も同じだけあるんだから隙間との距離は1周の1040分の1にせんと。
 光の速さの計算は、歯車の速さの計算をしくってはいるけど、30万キロ毎秒に近くならんとおかしいということで29としており、そういう、自分の知識に照らし合わせて計算結果をいじる(今回は倍掛けする)というのはセコ手みたいだけど必要な技術。で、そこで気が付いて、さかのぼって歯車の速さも訂正しとくのが正しい知識の使い切り方。
 社会ではまたしても祝日関係。こないだ慶応中等部で正面から聞かれていたからこの際覚えとこうという話をした直後。ほらな、こういうのはよく聞かれるでとゆうたでしょ。もうさすがに覚えような。
 永平寺、行ったやん。。

 4科で205。合格点。やったね。

 午後早稲田2018②
 早稲田実業と年度が違うのは、持っている過去問集の中でやっていないのから古い順にやろうということで。
 算数
 ムズイ。
 立体得意なぽーやんが影の問題二つ落とす。ただ、答案用紙に書かなかったけど、(2)の答えは20センチだと思う、というところは合ってました。根拠を聞いたら妙なことを言っていましたが。もうこんだけ解いてると、算数には数字を合わせる勘みたいなのが確実に培われてきますが、それは磨きをかけるような類のものではない。ただ、本番では書いときなよ、20って。
 焦りによるミス3つ。これは痛すぎ。金額大きくなるとバイソンはミスを誘いやすくなるけど、そこはきちんといかな。
 ミスが多発したのは焦っていたからであり、焦っていたのは土曜日の日付を全部足すというやつを力で押し切っていったからであり、まぁここは力で押し切るしかないだろうけど、うるう年であった場合との時との比較をしなければ正解は出ないから、やればできるだろうけどやり過ごすというのが良かったんじゃないかな。ここで4点取るより、他で12点逃さない方がいいに決まってる。
 ぎりぎり合格平均を超える47。

 国語
 早稲田の記述は字数がタイト。きちんとまとめる力が求められている。
 多少冗長でも許される(ような気がする)麻布の解答方法に慣れてしまっていると、書きたいことが書けなくなってしまう。
 受験者平均と合格者平均の間の36。

 理社
 時間がタイトだったけど、理科は基本的な問題が多いし、社会も細かい知識を聞かれるところもあるけどそこが主戦場じゃない。
 理科22、社会28。

 4科で135。合格点に届かず。わずかに1点届かない。
 いやー残念。算数でミスが一つなければ。
 漢字で斜めが書けていれば。
 理科の勘違いが1つなければ。
 観光庁が経産ではなく国交省だと書けていれば。

 しかもそんなもう少しだぜと言うぽーやんのために(?)、早稲田、粋な計らいをしてくれていたのに。
 稲の品種のうちで最も早く収穫できるのは?
 ぽーやんの答え、早場米。
 まぁ、今まで習ってこなかったから書けないかな。
 しかし、これ、書いてあんで。
 え?
 いや、答えがな、もうそこに書いてあんねん。
 ??早場?場米??解答用紙を眺めまわし、分かんねぇよ、と。
 ホント、こういう時の勘の悪さがキライ。誘導に乗っていく素直さのなさに通じる。
 早稲(わせ)。解答用紙の一番上に書いてあるやろ。早稲田中学校って。早稲が取れる田んぼがあったから早稲田なんやろう(違う説もあるみたいですが)。
 早稲、中稲、晩稲。農産物全般に早生、中生、晩生という(同じ読みの)言葉が使われる。この際覚えとき。
 
 あと1点で合格ということでぽーやん、納得いかない様子。
 過去問集、完答になってるけど、ここはくんでじゃないでしょとか、いろいろいちゃもんを付ける。
 まぁ、1点なんだからあれがあるでしょ、ねりきり(この日は昼食時に和菓子屋さんに立ち寄りました)合格?みたいなの。
 と、どうしても合格したことにしたいらしい。気持ちはわかるわ。
 
 ああ、繰り上げな。うれしいけどハラハラするから、そういう受かり方、できるだけやめてな。
 いや、でも、うれしさ倍増みたいな感じもするから、そういうのもありかな。
 
 ところでねりきり合格ってちょっと強引すぎひん?