わしが教えたる!父と子の中学受験

2022年受験の長男(ぽーやん)が麻布かどっかに入るまでのお勉強をがっつり後押し。2019年受験の長女とけは塾なしで乗り切りました。

ツクコマをやってみる

 ぽーやん、サピのツクコマ模試受ける?
 即答。イヤ。絶対イヤ。

 ぽーやん、ツクコマは受験することはありえないと言います。
 そりゃ、ま、3日は他にあるしな。本命の一角である早稲田がある。
 でも、1日の感触が良かったら受けてみたりすることって、ありえへんの・・・?

 ぽーやんは猛烈に抵抗します。
 おそらくは、芳しくない結果になることが分かっているものに突き進むことへの拒否反応でしょう。
 ママちゃんが同じ麻布志望のお友達がサピから筑駒模試は受けるように言われたと聞いてきて、ぽーやんにも受けさせようということになって、その方向でいろいろだましだましをやりはじめています。

 ツクコマって、あれよ。もう、格が違うのよ。今みたいな顔でほけーっとしてても、ツクコマ生なら、「あの子は何か格別の理由があって人前であほ面をさらしているのだろう。そういえばこの子は昔から何も考えていないような顔をして広い宇宙か何かに思いをはせていた様子でした」と勝手に善解されるわよ、みたいなことを言い募って、なんだよそれ、わけわかんねぇよ、みたいな、ホンマに訳分からん攻防を繰り広げています。

 わたくしとしては、麻布も早稲田も大変なレベルの学校であって、そりゃ、もう、そんなところで学べるのであれば過分である、と思っています。
 でも、ツクコマ、受けるチャンスがあるんだったら受けたらいいじゃんか、とも思ってしまいます。
 波はあるし、安全圏に入っているわけでは全然ないけど、過去問で合格点をとったりして、ぽーやん的に、早稲田、もうなんか行けてもおかしくなくね?みたいなノリが出てきてしまっているところが気になります。麻布も手が届いてもおかしくないんじゃないか・・・という気持ちがなくもない。
 しかし、がむしゃらに突き進んでいって、最後の最後まで走って、そっからおもっきし手を伸ばしてジャンプして、お、届くか、届け届け、みたいな勢いで2月を通過するのが絶対良くて、そのためにはここらでいっちょ、ツクコマ様にお出ましいただいて、ほら、まだまだ壁は高いぜ、という感じにならんものか、と思うわけです。

 そのための前提の前哨戦として渋々の過去問やりました。
 2日の受験校は決めていませんが、渋々の感触が良ければ考えも変わるかも知れんかな、と。1日麻布2日渋々で感触良ければ3日猪突もありうるのではないか。
 で、やりました渋々。渋々じゃなく、意気込んでやってましたよ。算数技術系だし戦えるという観測があったようです。やった年(2019第1回)が算数が簡単だった年(回)で、言葉で説明しなさいと言われてるもの以外はミス1つで抑えることができ、国語も選択肢むずいけど意外と当ててるし、理社も守れてるし、合格者平均もいけちゃって(記述採点などのブレが(相対的には)小さいので、純粋にうれしい)これはいけるわ、みたいな感じになって、でも、ツクコマはいややしというぽーやんの姿勢は変わらない。

 まぁ、とりあえず過去問をやってみるしかない。算国がヘビーなのは承知の上だ。
 ぽーやんは、「詩がある時点で無理」と断じていました。
 ま、ツクコマの詩、むずいですもんね。というか、男子に詩、ムリでしょ。ぽーやんに詩。わらける。でもわろてる場合じゃない。
 夏休みに1回くらい過去問やっとけばよかった。
 
 もう、ツクコマ模試(サピ)は受けることになったんやから(申し込んでしまえば既成事実)、過去問やろうぜ、観念せぃ。
 合不合やら麻布模試(サピ)やらもあるから、時間取るの、きついなぁ。。
 
 しかし、やるしかない。ということでやりました、昨日。
 平成23年度。
 500点満点で報告書が100点分あるので、これをその年度の合格最低点で案分して71点としようか。おまえはええ子やから、100点でもええところやねんけどな。
 よっしゃ、やるで!
 40分なのでタイトかなと思ったけど、意外とそうでもない(もう無理ぽと限界を見定めて早々にあきらめさえすれば)。
 で、採点。
 社会は1問しか落としてない。高得点勝負と聞いてはいたけど、思いのほか簡単だったな。
 理科は、大問7以外はほとんどできてる。しかし、大問7は全部落としちゃってる。こらあかんわ。こういうパズルみたいなの、得意な子おるんやろうなぁ。。ぽーやん、わたくしができたことに不満げな様子。なんだよ、5555グラムとかって。適当に書いただけだろっ!とか怒ってる。まぁ、こういうのはできるようになろうや。複雑なように見えて、てこの基本と、最初の小問を解いた段階で、他もそうだろうというあたりをつけることができるかどうかやで。ま、慣れておくれ。
 国語。声教の本では大問1の文章がカットされている。まぁ、しかたないわ、と思っていたら、四谷大塚の過去問データベースにはちゃんと載ってます。ありがとう、四谷大塚。でも、なんでなんやろ・・・有料になし、無料にあり。
 それにしても国語はムズイ。文章はそんなに長くない。でも、文章自体難しいし、問いも難しい。記号はともかく、記述は容赦なく切る。ぽーやん、「何点?7点満点中何点?」と点数をせがんできよる。あのな、お聞きしますけど、今の解説を聞いて、自分の記述に点数がつくと思いますか。人間も食べることができるから、みたいなのは、間違いなんやで。「 」をつけて、「食べることができるもの」ではあるから。という風にせんとここではたぶん部分点もない。詩も、アブの気持ちになりすぎ。達成感をもうちょい鮮やかに書いてちょうだい。あとは、地球に生きる命を謳歌している感じ。なんか照れくさいし書きにくいのかも知らんけど、そういうちょっと恥ずかしいことを平然と書くようになってちょうだい。詩は全滅。で、国語は30点台に。ぽーやんいじけるが、ふん、何かそれらしいことを書いたら点をくれるという世界にはもう君はおらんのじゃよ。。
 さて、算数。
 開始早々、「小問3を捨てる戦法開始」とか何とか言いながらやっていたけど、小問3まで合わせ切ることができたものもあり。ツクコマとか受ける子は、こういう小問群も、ごりごり解き切る(書き切る)んちゃうかな。ぽーやんも大小さまざまな三角形を書き散らかした形跡があり、奮闘には敬意を表そう。ま、算数は時間があればもう少しできたというけど、40分ではきついな、さすがに。三角形の方じゃなくて5色玉の方の方が調べ上げるのしょせん6通りで、そのうち3つはすぐに消せるから、3通りしか調べなくていいということに気がつけば、時間内に合わせられたんやないかな。

 で、総合点は、合格最低点+1点!
 まじか!ツクコマの過去問で合格点に乗せたか。
 ぽーやん、過去問では連勝し続けており(そっくりテストとかはズタズタ。過去問じゃないとやる気でないっしょ、とかうそぶいてます。過去問は二度と出ないけどそっくりテストは出るかも知らんのやで。どっちも大事やで)、ツクコマで届いても、特に感慨はなさそう。ただ、まんざらではない様子。
 うーん。まぁ、数字には届いたようにみえるけど、理社はみんなできそうなところができているだけだし、国語はボロボロだし、算数だって、これくらいはできるんでしょというところを合わせられただけだから、ホンマかなぁと思ってしまう。こんなんで届くはずあるか、報告書は普通30点くらいにしかならんのかなとか、疑心暗鬼になります。

 いずれにせよ、日曜は合不合あるし、月曜はサピ志望校別麻布もあるけど、もう1回くらいツクコマの過去問やってみたいな。
 ぽーやんも、「全部選べ」はいやだけど「2つ選べ」なら許せるということです。。全部選べはわしもいややわ。

 よっしゃ、今日は麻布系をやろう。
 ・・・こうやって、基礎固めをおろそかにして過去問とか学校別週テスト過去問とか、そういう「仮想ライバルとの勝敗」がつくものしかやらなくなるのはいけないことだと分かりつつ、、、
 ちょっとは問題集とか解き直しとか、そういうのもやろな。。