わしが教えたる!父と子の中学受験

2022年受験の長男(ぽーやん)が麻布かどっかに入るまでのお勉強をがっつり後押し。2019年受験の長女とけは塾なしで乗り切りました。

分子とかイオンとか

 中学高校で習う事柄について中学校の入試で問う。
 これはあまりよくないように思っちゃいます。。

 まぁ、国語なんて範囲ないし、小学校で習わない漢字も出るし、
 算数なんて方程式使った方が速い問題も出るときあるし、方程式以外にもベクトルとか、そういうの知ってると楽なのあるし、
 社会も、より広く深い事柄は中学高校で習うものですね。地理も歴史も公民も。

 で、多少はそりゃ、同じ教科で難しくしようと思ったらそうなるのは仕方がない面もあると思うんですけど、
 理科で分子とかさらにイオンとかまで行っちゃうという、そういうのは、やっぱちょっとあれかな。
 丁寧にリード文で説明をしている。それを読み解いていけば小学生でも解けるようにしている、ということなのかもしれません。
 しかし、リード文でその場で理解するのと、予め知っているのとでは雲泥の差があり、結果、仕方ない、高校理科、やっときましょか、となっちゃいかねない。

 まさか高校理科やっとけというメッセージではないでしょうから、「考えさせる」材料としては、高校でも習わないこととか、そういうのを題材にして欲しいなぁと思います。
 
 ところで、やっぱ、むずい理科といえば甲陽。
 むずいむずい。特に水溶液系計算系、ムズイムズイ。
 しかし、面白いのは、表の読み取りについて、「そのまま読んだらあかんで」というのが(たぶん)毎年出されているところです。
 たとえば、空気の圧縮について、ピストンに下げたおもりを50グラム、100グラムと増していった時の空気の量(長さ)が表になっている。でも、これをどんなににらんでいても、法則は見えてこない。
 おもりに加え、ピストンの重さと、大気圧を加え(向きを変えた別の問では大気圧からそれらを引いて)表を「作り変え」なければならない。で、そうすると反比例の関係がきれいに見えてくる、というような。
 こういうのが、小学生の理科的な聡明さをはかるものとして、いいなぁと思います。
 うちのぽーやんは、誰がそんなの気付くんだよ、などとキレ気味ですが、気付きなさい。表の意味を考えることにもっと慣れれば気付くようになるって。

 ということで、甲陽の理科、麻布路線とはちょっと外れるけど、やろうな。
 時間が許せばだけど・・・

 時間、やっぱ、ないですね。そりゃ6年後期に時間が余るはずないか。
 中学受験、いそがし。