わしが教えたる!父と子の中学受験

2022年受験の長男(ぽーやん)が麻布かどっかに入るまでのお勉強をがっつり後押し。2019年受験の長女とけは塾なしで乗り切りました。

うれしい

 いや、とてもうれしいです。
 親塾なんかやってて、よかったです。
 煩瑣を知りつつ慣れるが肝心とか言って書き出し系場合の数を毎日出していたので、蛇蝎のごとく嫌われてはいやしないかと心配していました。

 さて、今日はNNオープンに出かけていきよりましたぽーやん。
 お友達とも待ち合わせしているし、久しぶりの模擬試験だから、張り切っていると思いきや、なかなか起きてこない。
 ママちゃんが、もう10分も過ぎてるよと言ったのがむかついたから寝る、ママのせいだ、などと難癖も甚だしい。
 そろそろ最後の科目かな。

 さて、過去問演習は、ツクコマ、神奈川系、渋谷系を残している状態でしたが、
 まず25日に聖光を、翌日渋幕を下し(調子乗った言い方、ホントすみません、高校野球みたいなノリだと思ってください。ゲーム感覚で取り組んでいる、というそれだけのことです)、8月27日、とうとう麻布にも1勝をすることができました。わーいわーい。
 ラスボス(ツクコマ)には、まだ挑んでいませんが、合格最低点とか平均点とかが分からないので、ぽーやんがあまり乗り気にならないし、さすがにばりばりに鉄人になるまで鍛えてからでないとあれなんじゃないかという思いもあります。ここから夏が終わって上がっていくのかという懸念はありますが。

 聖光も渋幕も、長いし、むずいし、ぽーやん的に「何言ってるか分からんピーポー」な問題が散見される厳しい戦いでしたが(試験中、「えーっと・・・」(相手が訳の分からないことを言ったときの突込みで言うあれ)を連発してました)、乗り越えられた。
 わたくしも、これらの学校、もう、やりたくないです、心身ともにくたくたになります。
 過去問、持つだけでその物量に圧倒されますぜ。ずしん、ときます。
 ぽーやんが行けたのは、聖光については国社に助けられ、渋幕は算理に助けられたという、なんとなく好ましい感じでした。国語の記述はおこちゃまおこちゃましすぎているきらいがどうしても否めないが、選択肢は結構難しいのも正答していたりする。読めているんだか、読めていないんだか。どうなんでしょう。一応かみ砕いて説明してやりはしますが、いいよ、分かってるし、ということも増えてきたような。
 麻布は、算数の予想配点が本などによって異なり、ぽーやん、比べていいとこどりをしてました。まぁ、気持ちはわかるわ。

 さて、そういう、言ってみれば順調なお勉強。
 ママちゃんなんか、なに、ぽーやん、そんな鉄人になっちゃって大丈夫?本来こんにゃく野郎なのにね、と最初のころの驚きはどこへやら、もう、渋幕受かったと言っても驚いてくれません。ぽーやんが張り切って電話すると、「えー、ほんとにー?大丈夫ー?」とか言ってる。。。そこは派手に驚いてやるのが演者の役割だろうに。
 ちゅうか、大丈夫?ってなんやねん。。
 
 最近のスケジュールは(と言っても夏休みの話なのでもう過去の話ですが)、午前中10枚程度のプリントをやって(解き直しを含む、重すぎないもの。主に算理)、ちょっと重いやつを5問ほど一緒にやって、慶應普通部の算国をやって、解き直しをして、お昼して、重ためのお勉強(ダイヤグラム書かないといけないとか秒針が追いかけてきたりして答えの分母が4桁になるやつなどのヘビーな速さとか、切断面イメージすることすら難しい立体とか、回転させて同じになるのはNGという図形塗り分け場合の数とか何かを重点的に、合間に過去問やらなんやらで日々量産されてくるまだ身になっていない問題の解き直しを挟む)をやって、夕方から、その日の本命の過去問に突入する、という感じでした。
 慶應普通部は、試験時間が短くてとっつきやすいし(四谷大塚に過去問がなくて声教のはなんだか解きにくい体裁になっちゃって、算国だけやろっかということになったのでなおさら)、問題の難易度のバランスがちょうどいいし、午前中に組み込んでたんですが、やっぱ、もうちょっと解き直しに時間を割く方が良かったかなぁと思います。最近は平然と、「あ、おれそれ、できねぇし、捨て問だわ」などと放言するようになり、いかんいかん、このままやつの言うなりに放っておいては進歩はない。さらには、基本中の基本みたいなことも、あれ、あれれ?となるとがあり、やはりちゃんと固めていく時間を持つことはこの時期、重要だ。太陽の動き方とか、ぎこちないし。

 でも、強くなってきた気はします。
 国語は、記述は白紙がほとんどなくなった。白紙の場合、大概抜き出し。とんちんかんなことでも何かしら書くという姿勢がもてている。ただ、読みが甘かったり、表層的だったり、あらぬ方向に読んじゃっていたりすることもまだまだあるし、記述は作文教室に通わせておくんだったと毎日後悔させてくれるレベル。
 算数は大概の問題には食らいついていけるし、厭っていた書き出しも、そこでやるか、みたいな力業の繰り出しが強くなってきた。きっちり合わせる、というのもできるようになってきた気がします。計算ミスも減ってきた。
 理科は、強くなった。訳の分からない話にも乗っかって解こうとする姿勢、これ大事。大きすぎたり小さすぎたりする単位の計算も、健闘できてる。でもやっぱり記述は核心をつけていないことも多い。
 社会はほとんど勉強時間を使っていないけど、安定はしています。記述を書くときに、もっと自分を信じていろんなことを思い出せるようになってくれれば。
 ま、まだ課題はもりもりです。

 さて、一昨日の(お勉強部屋からの)帰り道。
 他愛ない(というかくだらない)話をしながらぶらぶら帰る。
 荷物やごみなどは全部わたくしが持たされている。ま、いつものことです。

 ぽーやん、やおら振り返って、親指を立ててきます。
 おお、なんやねん、グッチョス、グッチョス、とわたくしも親指を押し付け返してやる。
 その時、ぽーやんが言ったんです。
 
 「おれたち、ずっともだよな」

 ずっとも。
 ずっと、友達。だとすぐに分かりました。
 ぽーやん、いつも悪態ばかりついてるのに。そんな風に思ってたんか。
 久しぶりに親ならではしみじみーを感じました。
 もう前を向いて何やら意味不明な動きを始めているぽーやん。
 運動不足の夏で少しポチャッとしてきてしまったぽーやん。
 別に特別なことを言った感は全然ない。
 
 急に、かわいなってきました。
 そうか。そうやな。

 いつまでも友達でいような。