わしが教えたる!父と子の中学受験

2022年受験の長男(ぽーやん)が麻布かどっかに入るまでのお勉強をがっつり後押し。2019年受験の長女とけは塾なしで乗り切りました。

穴はない

 ぽーやんに穴はありません。
 死角もありません。

 この時期に模試で穴探しをするとか、すごいとホンマに思います。
 ぽーやんは、できることがいくつかある、というのが実際のところで、できないところがあるという意味合いで使われる穴を云々するという状況ではないです。

 入ってくる量と落ちていく量。入ってくる量が埋める、全体に対する割合。そういうものとの兼ね合いで、穴であるか穴でない(穴が主役で底にあるのが脇役みたいなの)かでいうと、ぽーやんは圧倒的に後者です。
 金ザルほどの強度もなく、魚網のようなしなやかさもない。
 先日の組分けテストの解き直しの時に改めて思いました。こりゃ、結構まずいでよ。

 できることとできないことで言えば、中学入試に必要な事柄で言っても、後者の方が多いのではないか。
 そりゃ、つるかめ算はできますよ。でも、勝ち負け時の得点が違う二人のするあいこありじゃんけんをきちんと「和」「差」を含めて整理して手筋をぶれさせずに解けるかというと、心もとない。
 全部そんな感じで、これは、ちょっと恐ろしい。
 「立体偏差値Sコース76」と言いまわっていたけど(そうやって調子に乗るのは悪いことではないけど)、文字通り(立体を)ちょっとひねられればあわわとなるし、気を抜くとあらぬところに延長線を引いてる。断面の面積の置き方の理解も甚だ怪しい。まだまだ立体的な人物?として評価されるには及ばない。

 これはまずい。まずいまずい。
 本人に危機感まるでなし。これがまたまずい。

 穴探しではなく、「できること」を増やしていかないと。
 模試で立ち位置確認とか、過去問で勝負とか、そんなんしてる場合やないかも。

 きちんと土台の堅い力を積み重ねていかなければ、これは、くずれてしまう可能性がある。

 ・・・と、組分けテストとかでちょっと悪い点数だったりするとおろおろするわけですが、やるべきこと、淡々と積み重ねていくべきだということに何の変化もないわけで、上記は、気持ちの中で右往左往しているだけで、ここで今までのやり方をぶれさせてはいけない。

 ただ、「淡々と力をつけていく」なんてことは小学男児、とくにせっかち系男児であるぽーやんには面白みのない作業であることは理解できるので、面白げな変化球をつけながらやっていかなければ。と思う次第です。
 
 やっぱ過去問かな、競争するのも合否が出るのも面白いですもんね。
 時々は入れてやるけど、しっかりと固めるもん固めていかんとあかんよ。