わしが教えたる!父と子の中学受験

2022年受験の長男(ぽーやん)が麻布かどっかに入るまでのお勉強をがっつり後押し。2019年受験の長女とけは塾なしで乗り切りました。

算数伸び悩みの原因

 何か腹立ってきた。
 先日の組分けの算数、あんなもん、びしっと全問決めてこいや。

 大問7できなかった、友達もできなかったと言っている、最初はバスと人の出会いのやつか、ちょろいぜと思っていたら違った、大問全部落とした、立体は余裕でできてると思ってたけどミスってた、他にもミスってた、などというけど、おいおい、これ位のひねりを加えられたところでお手上げってどうよ。

 算数力の一時的低下がみられることに間違いはない。
 省みるに、その原因は要するに、ムズ問に取り組む時間が増えたため、典型問題の処理速度が低下し、ムズ問へのどうしようもない無力感はいくらかはなくなっていく反面、どうしてもムズ問への抵抗感は強くなり、自分がむんむん考えてもできない問題がこの世にはたくさんあって、この問題もそういう問題なのではないかという勘繰りが頭をもたげることが多くなり、あと一歩に迫っても詰め切れない、ということが生じているのだろう。
 
 そんじゃ、ムズ問あきらめて、典型問題の頻回回し、再開するか。そりゃ、成績は一時的に上がるだろう。
 
 しかし、麻布やら開成やら、そういうところはムズ問をズラリと並べてあるわけで(典型問題であってもムズ問の装いを纏っている)、そういうので結局勝負しなければならないのだから、ムズ問の演習を減らすのは得策じゃないぞ。

 あと、低迷の理由は解答に至るまでの雑さにもある。
 ヒョロヒョロの数字でやってると、ぜったいしくじる。
 
 ちゃんと整理する、そしたら見えてくるものがあるはず。きちんと整理。これに尽きる。

 典型問題については、週テストに合わせた予習シリーズ関連問題集でも多く触れることができるし、速ワザ算数やコベツバWEBなどでも演習量を十二分に確保できる。時間さえあればだけど。

 今やっているムズ問(主にTopGun特訓)は、サピックスを含めて多くの塾では9月以降に出会うことになり、しかもその一回だけの出会いで理解・習得を求められることもある類の問題(コベツバ先生談)。なのに入試に結構出てくる(過去問で十分納得)。
 ぽーやんには解けるようになって欲しいが(だってそこが勝負の決まりどころになることも多いですからね)、一度触れただけで解けるようになるとは全く思えない。なので、3度は触れさせて、ああ、これね、というくらいになってもらいたい。凡人には繰り返ししかないモン。 
 
 ということで、やっぱムズ問演習続けるべし。