わしが教えたる!父と子の中学受験

2022年受験の長男(ぽーやん)が麻布かどっかに入るまでのお勉強をがっつり後押し。2019年受験の長女とけは塾なしで乗り切りました。

NN麻布オープンファイナルを受けて(今後の課題)

 こないだの土曜日に受けたNN麻布オープンファイナルの結果が出ました。
 それにしてもファイナルって。。
 もう後はないぜと言うニュアンスが否が応でも感じられます。
 
 模試でサピオーが良いなと思うのは、採点前答案がすぐにUPされることで、他の模試は答案が返ってくるまでちょいと待たなければ効率的な解き直しができないのが少し不満点ですが、NNに通い、ファイナルだと言われれば、受けない選択肢はありません。

 で、算数。
 しくったしくったと言いながら帰ってきてカバンを放り投げていただけあって、取るべきところを落としちゃってます。
 合わせに行ってるものでも、力業で押しているきらいがあるものが多い。
 しかしこれは麻布で求められる「ピンと来たぜ」というところにちゃんとピンときた証であると見えなくもなく、その限度では頼もしいと思いました。
 三角形の中にぎょろぎょろと目ん玉みたいな粒つぶをたくさん書いてある答案は、ほほえましくもありました。
 しかし、算数力は確実に低下しています。
 特に数の問題。範囲を絞り込んで試していくという作業が2段階になるものになると弱い。ここは補強していかねば。
 規則性も同様。せっかく粒つぶを書いたのなら、そこから規則性を見出すのはそんなに難しくなかったはず。最後の問題は手数は少しかかるけど、あんくらいは押し切らないと。
 ケアレスミスもいくつか。
 速さ。場合の数。難易度低いのをミスっちゃってる。
 平面図形も、六角形は分かっていたけど落としてしまったとのこと。
 ただ、今回の平面図形は、ちょっと誘導に乗るのは難しかったかな。

 国語は一生懸命書いてます。
 模試から帰ってきて、国語50点だし、と豪語していたことはある(もちろん、そんな大それた点数になろうはずがないですけど)。
 ×が一つしかなかった。
 もちろん、〇が多いというわけではなく、△が多かったということですけど、大きく外していないというのは素敵。
 課題は、〇を増やすということではなく、△の内容を少しでも良くすることですね。
 適切な抽象化、表現力。
 これは一朝一夕にはならないがまだあきらめきってしまうには早いので、随時使える語彙を増やしていくしかない。
 今回のような読みやすい文章では太刀打ちできるけど、文章やテーマが難しくなると一気にとんちんかんになる可能性があるのも大きな課題。
 この辺りは今後もいろんな文章に接していく中で自分の中で「何か分かる気がする」というのを増やしていってもらおう。
 なぜか渋幕とかでも記号は当てるので、読めてないけど読めてるふりができるくらいにはなっているんだろうから、その精度を高めていってほしい。

 理社は基本的な知識はありますが、記述がどうにもなってないです。
 珍答案賞をあげて笑ってお終いにしたいところですが、そうもゆうてられません。
 もうちと求められている答えの方向性を正しく見極めないと。
 必要性、合理性、経済性。記述内容を決定する思考の方向はそんなに多いわけではない。
 
 2科が理社を持ち上げてくれるというぽーやん的ではない点の取り方でしたが、
 「今回のテストが本番だったら」合格だとのこと。
 やったね。
 最近模試の成績が振るわなかったけど、ファイナルちゅうので良ければ終わりよし。

 総括すると、算数力は間違いなく落ちてる。頼りない。模試があっても、ぽーやんなら行ける、行って来い、という気になれない感じ。
 算数男子だった頃もあったのだから、回復作業を継続しなければならない。
 乱暴に言ってしまえば、算数は「勘」が冴えてるかどうかで大きく変わってくるから、演習の質量を確保しつつ発展的技術について1つでも多くものにしていくことを意識しようと思います。
 特に「数」は相当やり込まないと。つらそう。。

 国語が安定してきているように見えるのは本当に心強い。
 ずっと国語が足を引っ張ってきて、ここにきて少しは書けるようになってきた。
 ていうか、記述なんか空白しかなかったのに、なんか文字書いてる時点でぽーやん的にはすごいことです。
 
 で、国語で書けるようになってきているとすれば、理社はそれに引っ張られてもいいはずだ。
 理社の記述問題は国語の記述より書くことがより明確に決まっているのが多いんだから、理社の知識が一応あることを踏まえれば(しかしカメを両生類だと言ったりふりこに重いのんをぶら下げると周期が変わると言い出したりすることもあって一体お前は何を勉強してきたんだねと言いたくなることもありますが)、鍛えていく余地は大いにある。
 知識が一応ある。書くこともいとわなくなってきている。うんうん。強くなる余地はある。
 理社の記述はいくつかの良く問われる典型的な視点がある。
 まずは誘導、次に典型的視点。これだけで9割方カバーできるはずだ。
 今後は、理社の記述については、例えば、これは「環境への負荷を小さくする」、「より多くの利益を得ることができる」、「地域の活性化につながる」、「格差を小さくしていくことができる」、「公転の軌道が水平でなかったりだ円形をしていることの影響」、「子孫の多様性を確保する」、などの類型に分けて整理していくというのを心掛けてみようと思います。あ、その視点ね、というののストックは強みになる。

 ほな、がんばっていこ―。